本校が取り組んでいるWWL（ワールド・ワイド・ラーニング）事業では、大学や他の高校、企業と連携し、深い学びを実践していきます。

  １０月２５日（火）には、国際教養科２・３年生９３名が、「グローバル探究」の授業の中で、日本ガイシ株式会社でESG推進部長をされている野尻敬午先生から「SDGｓと企業の取り組み」というテーマで講義を受けました。

  先生は海外経験が豊富で、フランスでの駐在をはじめとして世界各国を訪問されており、日本人が誰一人いない地域に行かれたこともあるそうです。

  日本ガイシは１００年前からＳＤＧｓの発想をもって企業活動に取り組んでおり、今後、２０５０年までには、Carbon Neutrality（カーボンニュートラル）とDigital Society（デジタル社会）が当たり前の世界になっているように、セラミック技術を通して社会貢献する会社であるとの説明がされました。具体的には、例えば排気ガスから二酸化炭素を分離するフィルターを開発し、二酸化炭素の排出量を削減して、気候変動への対策としたり、再生可能エネルギーを蓄電する電池の開発なども行っているそうです。

   最後の質疑応答の場面では、生徒から次々に質問が出て、時間が足りない程でした。

   世界で活躍され、企業でのものづくりを通して社会貢献されている野尻先生のお仕事は生徒たちにとっても憧れであり、目標となったことと思います。短い時間でも充実した有意義な時間となりました。

　　　　　　　　　　　　　　                                                         国際課