2023年04月27日お知らせ
「生物多様性と私たちの暮らし」について講義を受けました。
本校が取り組んでいるWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)事業では、大学や他の高校、企業と連携し、深い学びを実践しています。
4月25日(火)には、国際教養科1年生81名が、SDGsをテーマとして探究学習を行う「グローバル探究」の授業の中で、神戸大学大学院人間発達環境学研究科助教の内山愉太先生から「生物多様性と私たちの暮らし」というテーマで講義を受けました。
「なぜ生物多様性が必要なのか?」という問いに始まり、先生の大学のある兵庫県での、生態系のネットワークのつながりにより生物多様性が保たれる「里山イニシアチブ」の試みの紹介、また、「持続可能な開発」とは「環境」、「経済」、「社会」の3つを調和的、不可分的、普遍的に発展させることであることなどを中心に話していただきました。
また、講義の後半の部分では、生物多様性に関して、日本とインドネシアそれぞれの国の強みと弱みについて、生徒が調べてきたことを発表し、それについて、他の生徒や先生がコメントしたり質問を投げかけたりして、理解を深める機会を持ちました。英語で発表する生徒もいました。
最後の30分は今日のテーマや講義に関する質問の時間がとられましたが、次々に質問が出て、時間が足りず、講義が終わった授業後にも、先生に質問をする生徒の長い列ができたほどでした。
地球環境の問題は「今こそ実践のときである」という先生の言葉を心に留めて、「持続可能な社会」を目指すべく今日の学びを今後の探究学習に生かしていければと考えます。 国際課