2024年06月27日お知らせ
「気候変動と私たちが今するべきこと」について英語で講義を受けました
本校が取り組んでいるWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)事業では、大学や他の高校、企業と連携し、対話的で深い学びを実践していきます。
6月25日(火)には、国際教養科2・3年生100名が、「MUN」「グローバル探究」の授業の中で、環境活動家でドイツ出身の宮澤カトリン氏から「気候変動と私たちが今するべきこと」というテーマで、英語による講義を受けました。
カトリン氏が環境問題に強い関心を持つようになったきっかけは、2013年の台風で大きな被害を受けた、フィリピンへの訪問でした。二酸化炭素を多く排出している先進国によって主にもたらされたであろう気候変動によって、二酸化炭素をそれほど排出していない開発途上国が、多数の死傷者を出し、国土が破壊されるなど甚大な被害を被った実態に衝撃を受けたそうです。
講義では、現在、世界各地で様々な自然災害や生態系の大きな変化をもたらしている気候変動の差し迫った実態を映像やデータと共に紹介して頂きました。また、今後、これからの未来を作る私たちが何をすべきか、どのような行動や心構えが求められるかについて話していただきました。ドイツの教育についても紹介され、「皆さんも自分に自信を持って、思いを表現しよう。」‟Make a difference!”というメッセージを頂きました。
最後の質疑応答の場面では、生徒や本校の外国人講師から次々に質問が出て、授業の後も質問をする生徒の列ができました。
カトリン氏の「よりよい地球」(Happy Planet)への強い思いと地球温暖化のリアルな実態が生徒たちに大きなインパクトを与え、環境問題を改めて自分事として考えるきっかけになったようです。短い時間でも充実した有意義な時間となりました。 国際課